WEDDING STORY
                人生で最高の物語が、紡がれる日。
その日を祝福する花のひとつひとつにも、おふたりの特別な物語を込めて。
			
			その日を祝福する花のひとつひとつにも、おふたりの特別な物語を込めて。
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					  01 バージンロードのお花ホテルの高層階に位置する天空のチャペルを選んだその人は、
 「雲の上のようなバージンロードを歩いてみたい」と言いました。
 花嫁が生まれた日から今日までの、人生の道のりを表すというバージンロード。
 雲のようにふわふわと浮かぶ真っ白なかすみ草の道を、
 お父様とともに一歩一歩こころに刻むように、
 けれどどこか夢見心地の様子で歩んでいった花嫁。
 ご両親のもとで大切に育てられたその道のりは、
 やわらかな雲に包まれるようなやさしさあふれる日々だったに違いありません。
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					  02 ウェデイングブーケその人には、小さな頃から夢に描いてきたことがありました。
 ちょっと恥ずかしそうに言ったのは、「妖精のいそうな森の中で挙げる結婚式」。
 ブーケにも、そんなナチュラルなイメージを望んでいました。
 ウェディングブーケの始まりは、結婚を申し込むため女性のもとに向かった男性が、
 摘んだ野の花を花束にして渡したものだったといわれています。
 ご提案したのは、野の花を束ねたような可愛らしいクラッチブーケ。
 それも、レッスンを受けながらがんばった花婿の手づくり、というサプライズ付きで。
 当日、驚きと感動に目を潤ませた花嫁。
 その可憐さは、野の花を手にした森の妖精のようでした。  
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					  03 会場を彩るお花「真っ白な雪山のゲレンデのイメージで」最初にそう言ったのは、花嫁。
 「いちばん見たいのは彼女が喜ぶ顔だから、ぜひそれで」と言ったのは花婿でした。
 小さな花びらが、降り積もった雪のように見える白い紫陽花。
 ウェディングドレスという名を持つ、エレガントな白いバラ。
 入口も、メインテーブルも、ゲストテーブルも、
 会場中が真っ白な花たちで埋め尽くされました。
 扉が開いて、花の雪化粧をしたウェディング会場が拍手に包まれると、
 ふたりはもう一度、あの日の幸せをかみしめました。
 真っ白な雪山のゲレンデ、それは思い出のプロポーズの場所だったのです。
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					  04 感謝のお花「イングリッシュローズが母の自慢で」と、その人は言いました。
 毎年バラの季節を迎えると庭いっぱいにやさしい香りが漂って、
 家族でガーデンカフェを楽しむのが子どもの頃からの恒例だったそうです。
 そのガーデンカフェの思い出を綴った、花嫁からご両親への手紙。
 そんな楽しい思い出いっぱいのあたたかな家庭を
 自分たちもつくっていきたいと締めくくり、ご両親へ花束を渡しました。
 抱きしめた花束に顔を埋めるように、目頭を押さえたお母様。
 花束には、丹精込めたお母様のイングリッシュローズが揺れていました。  
 
					 
				 
					 
					 
					 
			 
		 
                         
                    